テクニカルバックパックの選び方

最近は、容量35リットル前後を選ぶ方が増えています。

素材が軽量化され以前一般的だった25リットル前後とさほど重さが変わらず、日帰りから小屋泊まで対応するからでしょうか?

日帰りでもクッカーでコーヒーを入れたりする方が増え、その分荷物が増えてきています。

そんな35リットル前後のバックパックの選び方です。

カジュアル系デイパックとの違い

大きな違いは背面が立体的になっていることです。

アルミなどのフレームのあるモデルは荷物の重さを腰に伝え、肩が楽です。

ショルダーも立体的な作りで肩を包み込むように背負えます。

登山スタイルで作りが違う

同じメーカーでもトレイルランニング用・ハイキング用・バックパッキング用・クライミング用では想定装備が違うため作りに違いが出てきます。

デザインが好きなメーカーを決め、そこの自分のスタイルに合った商品を調べてみるのも選び方の一つです。メジャーなメーカーならカタログに用途がしっかりと書かれています。

 迷ったらハイキング用がオススメです。

ハイキング用バックパック

着替え・レインウェア・防寒着・ちょっとした食事・そして水

クライミングギアや大きめの鍋などは想定していない。

登山道も整備されたコースがメインに考えられている

  1. 荷物は軽め想定で、肩と腰に荷重がかかる
  2. 素材もハイキングには十分強度はあるが、薄く軽めの生地
  3. 快適に歩けるようにポケットは多め

バックパッキング用バックパック

テントなどの野営道具・レインウェア・食料・そして水

テントなどのかさばるがあまり重くない物、多めの食料やクッカーなど

登山道も整備されたコースから荒野まで

  1. 荷物は若干重め想定で、腰に荷重がかかる設計
  2. 素材もしっかりとした物が多い

クライミング用バックパック

ロープやカラビナ・レインウェア・食料・そして水

カラビナなど小さいが重い物がメインなので、容量が小さくても頑丈に作られ、シンプルでスリムなズンドウ。

岩場や藪などに引っかからないようポケットが少ない。

  1. 荷物は重めで、小型でもしっかりとした作り。
  2. 脚が上がりやすいようにウエストベルトは小さめ
  3. 破損が少ないようにポケットは少なめ
  4. クライミングギア用のアタッチメントが多め

トレイルランニング用バックパック

軽量防寒着・ちょっとした食事・そして水

快適に走れるようにフィット感重視、水やエナジーバーなどの補給がスムーズに出来るようにフロント部分のポケットが多め

  1. 想定荷物が軽く、ブレない設計
  2. 快適にエネルギー補給出来るようにポケットが多め

ウルトラライト用バックパック

軽量の調理道具・レインウェア・防寒具など軽いギア専用

バックパック自体も素材やパーツ、フレームやパッドなど軽量化されているので、快適に背負うには工夫が必要です。

  1. 工夫を要する
  2. 慣れるとシンプルでとても快適

よく使う35リットル前後のバックパック

 

GREGORY:Z40

GREGORYのその名もハイキングベンチレーテッドシリーズ。とても良く考えられたポケットの大きさと位置が気に入っています。ハイキング用なので重い荷物を入れる事はできません。個人装備の時に使用しています。

 

 

PAAGO WORKS:CARGO35

ソフト背負子のような変わったバックパック。パッキングの幅が広く、パッキングが楽しくなるバックパックです。

 

 

Mystery Ranch:SWEETPEA

Corduraナイロン500デニールを使用したとても丈夫なバックパック。クライミングギアや鍋セットなど入れても、型崩れなくしっかりとパッキングできます。ジッパーの開きが特徴的で内部アクセスがとても楽です。

 

 

PETZL:ポルタージュ

ケイビング(洞窟探検)用のバックパック。泥や水などあらゆる汚れや傷から荷物を守ります。

雨の日や、ぬかるんでいる場所など汚れそうな時に使用しています。